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アートNPO推進ネットワーク通信    

アートNPO通信 タイトル

51号 アートNPO、日本画家手塚雄二展覧会及び講演会の企画協力 

 手塚雄二といえば21世紀を担う日本画壇の旗手として既に高い評価を得ているが、この4月より日本橋高島屋を皮切りに全国で『手塚雄二・花月草星展』が開催される。これに先立つ4月2日展覧会のプロローグとして『手塚雄二講演会』も計画されていたが、広報事務局の責任者渡辺己代司氏かアートNPO推進ネットワーク宛て主催引き受けの要請があった。

講演会はゲストとしてテレビでお馴染みの華道家仮屋崎省吾氏をお招きし、日本画と花のコラボレーションを楽しんでいただこうとの企画であったが、知的な紳士の手塚雄二氏と気さくで話題豊富な假屋崎省吾氏との組み合わせによる楽しいアーティストトークとなった。手塚雄二氏の講演会は東京芸大入学時の浪人生活のことなど、お人柄の滲んだ他では聞くことの出来ない貴重なものであった。

52号 アートNPO会員による市民派コレクター自慢の一点展開催

 アートNPO推進ネットワークは実力中堅作家のコレクション展や若手作家の紹介展覧会に力を入れてきたが、今回はじめて会員の自慢のコレクションを披露する展覧会を開催した。市民派コレクターとは資産家や投資目的の美術品収集とは一線を画した、純粋にアートが好きな普通の人々のことで、この“市民派コレクター”なる言葉は、2004年に小生が月刊ギャラリーの依頼で引き受けた美術関係者との対談シリーズのタイトルとしてはじめて使った造語であり、今回のアートNPOコレクション展に相応しいと考え、使うこととした。 出品作品のジャンルは問わないが、基本的には我々と同時代を生きている現代作家の作品であり、かつ、有名であろうと無名であろうと、みずからの眼で選んだ作品である。

この展覧会はアートフロンティア原田俊一氏の協力を得て、5月15日(月)~20日(土)にかけ開催された。今回の自慢の一点展は準備不足もあり参加者は多くなかったが、出品作品には質の高いものが揃った。

山岸勝博氏の山田正亮、鈴木忠男氏の小林正人、原田俊一氏の小嶋悠司、吉仲太造、御子柴大三氏の小貫政之助、山下透の野坂徹夫、深井隆、篠沢潤子さんの森本秀樹などである 

展覧会オープニングパーティーには出品コレクターの他、アートソムリエの山本勝彦氏、アートトラストの鈴木才子さん、書の師範千葉加音さんや作家の横田海氏、森本秀樹氏、画廊轍の梅野氏、平井勝正氏など、珍しい方々にお出でいただき盛り上がった。

53号 『七月の空展(森本秀樹とその仲間たち)』開催

 アートNPO推進ネットワークはこの数年実力中堅画家のコレクション展や若手画家の紹介展覧会をすすめてきたが、そういうなかで何人かの画家を推薦作家と位置づけている。森本秀樹氏はその一人で、今回の展覧会は彼と仲間の画家6人によるグループ展である。 

企画は山下&御子柴であるが、DM制作などは画家の皆さんが担当するというアートNPOにとっては理想的なコラボレーション展覧会であった。会場などの企画協力は自由が丘『もみの木画廊』の大塚まりこさん。皆さんに感謝。

出品画家は上野明美、門倉直子、蟹江杏、高下せい子、西村幸生、古田恵美子、森本秀樹の7人。それぞれが力を籠めて制作した作品たちが出揃い素晴らしい展覧会となった。オープニングパーティーには画家仲間が集まりおおいに盛り上がった。


オープニングパーティー風景(前列右から二人目大塚まりこさん、4人目森本秀樹氏)

54号 アートNPO会員たちのアート活動&近況報告

『梅野記念絵画館・私の愛する一点展のこと』 

長野県東御市にある梅野記念絵画館の館長である梅野隆氏は、純粋に絵を愛するコレクターとして尊敬できる素晴らしい方である。

この絵画館には友の会があり、毎年コレクション展が開催されている。我々アートNPOの仲間も何人か会員になっており、御子柴氏、山岸氏と私の三人で訪問した。山岸さん出品の山田正亮、御子柴さんの森本秀樹、私の三浦逸雄、それぞれコレクターのこだわりの眼が伝わるいい作品であった。作品鑑賞の後、大きなガラス越しに信州の自然を眺めながら、梅野館長と語り合ったが、その美への情熱にはいつもながら教えられることが多い。


(写真中央が梅野隆氏)

『似顔絵展覧会“8月の顔展”のこと』

銀座コリドール街のギャラリーバーKajimaで面白い展覧会が開催された。作品制作はアートNPOの推薦画家森本秀樹氏や会員の平井勝正氏の他、『7月の空展』に出品参加した画家たち。モデルは画廊主とコレクターという変わった企画で、アートNPO会員としてはギャラリー汲美の磯良卓志氏、もみの木画廊の大塚まりこさん、ギャラリーしらみず美術の白水真子さん。そして嬉しいことにコレクターからは御子柴氏(画家富樫憲太郎)と私(画家武沢昌子)二人が選ばれた。

『御子柴大三氏企画のコレクション展』

アートNPO理事の御子柴さんは個人としても画廊支援に力を入れているが、8月末に吾妻橋の画廊アヴィアントで『コレクターがやって来た展』を企画した。我々も是非応援しようということで、私は中佐藤滋、山本勝彦氏が山下三千夫、御子柴氏は森本秀樹と横田海作品、その他鈴木忠男氏などがそれぞれ出品した。

『黒田裕一郎氏の展覧会企画』

理事の黒田裕一郎さんが原田俊一氏のアートフロンティアで、若手画家の展覧会企画に取り組んでいる。初回は6月の『空、風、雨、時、人の流れ』であったが、頑張っているので是非見てあげてください。

《その他》

小生はこの夏、ニューヨークに約2週間滞在し、MOMAの現代美術やとNYアートシーンの中心地チェルシーの画廊探索などマンハッタン散策を楽しんだ。左記写真はMOMAのアンディー・ウォーホル作品。

55号 『ぼくらの浅見哲一コレクション展』に大勢の来場者

 アートNPO推進ネットワークはシリーズで実力中堅作家のコレクション展をすすめているが、その6回展が開催された。作家は人物や風景によるシンプルな造形が魅力の浅見哲一氏。目立たないが、もっと多くの人に知ってほしい作家である。そんな思いから山下&御子柴が企画、金井画廊金井允氏による会場提供などのご協力を得て実現した展覧会である。 参加コレクターは16人、アートNPO会員だけでなく、荒谷俊文氏、八田稔氏、熊山晴美さんなど古くからのコレクターや作家森幸夫氏のご参加もあり、有意義な展覧会となった。

オープニングパーティーには作家の森本秀樹氏、画廊経営の椿原弘也氏、白水真子さん、後藤真理子さん、内藤純子さん、平井勝正氏など大勢のご参加があり、盛り上がった。

《参加コレクター(敬称略)》

荒谷俊文、小尾久美子、熊倉佐喜子 熊山晴美、鈴木忠男、丹伸巨、中村 文俊、名取二郎、八田稔、御子柴大 三、 三井亮、森幸夫、山下透、山 本勝彦、吉田千津子、渡辺敏子。


(オープニングパーティー風景(撮影片岡靖雄氏)・・写真中央が作家浅見哲一氏)

* なお、新井侑竹さん、白石好恵さん、黒田裕一郎氏、相馬美穂さん等の差入れ・ボランティア協力に感謝

56号 『市民派コレクターによる山田正亮コレクション展』

 アートNPO推進ネットワークは、目立たないがいい仕事を続ける作家を紹介する展覧会をシリーズで進めてきたが、今回は現代美術の世界で既に著名な山田正亮氏のコレクション展を開催することとした。企画担当は山岸勝博氏。会場提供などご協力いただいた画廊轍の梅野茂氏に感謝したい。

参加コレクターは相場啓介氏、古川憲一氏、江部恵子さん、山岸勝博、御子柴大三、山下透など10名の他、美術評論家でもある色彩美術館館長菅原猛氏からも特別出品があり、1950年代半ばから1980年代にかけての半具象作品から、根強い人気のスクエアやストライプ作品、白色の作品など20数点が展示された。

オープニングパーティーにはコレクターや現代美術系画廊主などのご参加があり、山田先生を囲んでの楽しいひとときとなった。嬉しかったのは府中市美術館本江邦夫館長の特別参加であるが、一点一点作品を見た上で、「事前に予想した以上に見応えのある展覧会です。皆さん、なかなかいい作品をお持ちですね」とのご挨拶を頂戴した。山田正亮は日本の現代美術史に残る作家と確信しているが、今回の展覧会はそんな作家の作品をもっと多くの人に知ってほしいという思いで企画したわけであるが、展覧会の評判もよく、嬉しい次第である。

  
作家山田正亮氏          府中市美術館館長本江邦夫氏

57号 『アートNPO推進ネットワーク』組織名称変更と活動の縮小

 「アートNPO推進ネットワーク」は発足から5年、その活動は美術界でも一定の評価を頂戴し、順調に推移しております。ただNPO法人化については問題も多く、2005年度の理事会・総会議事録にもある通り諸般の事情から方針変更いたしましたが、その後の常務理事会にて組織名称も変更することといたしました。

併せて、個人的なことになりますが、代表理事である私が1年前に癌の診断を受け、今年4月手術を受けました。おかげ様で癌の切除には成功いたしましたが、この11月にも再入院するなど他の部位の検査も続いており、再発・転移の可能性を抱えたままです。この状態で組織の拡大を図ることはいずれ皆様にご迷惑をお掛けすることになると考え、小さな組織に衣替えする方がよかろうとの結論に至った次第であります。

現在推進中のアート企画については今後も当面継続する予定ですが、上記事情から活動のトーンダウンは避けられず、今後は組織の段階的縮小を図りながら、年会費の徴収をしないなど会員の皆様のこれまでのご支援に配慮した組織運営に切り替えることといたします。具体的には以下のような方針とするつもりですので、よろしくお願いいたします。

*《尚、今回の決定に当たっては、議決権のある個人正会員(今年度会費未納者は除く)及び法人賛助会員、画廊経営者など当初よりご支援をいただいた皆様方には文書にてご報告の上ご了解を頂戴しております。》

  • 1.組織は任意団体のままとし、名称を『市民派アートコレクターズクラブ』に変更する。
  • 2.会員の年会費徴収は2006年度をもって終了する。 
  • 3.推進中のアート企画は当面継続、かつ会員のための小冊子・図録作成を検討する。
  • 4.今年度末の現金残高については、現行事務局会計担当及び監事(監査役)の管理下に置き、残高の無くなるまで会員(今年度会費納入者)宛て年度決算報告を継続する。

上の通りですが、これまでの皆様のご支援に心からの御礼を申し上げます。

2006年12月15日
アートNPO推進ネットワーク 代表理事山下透 

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