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アートNPO推進ネットワーク通信    

アートNPO通信 タイトル

41号 アートNPO推薦作家『横田海』展覧会の後援 

 アートNPO推進ネットワークが推薦する作家の個展が銀座のギャラリー・しらみず美術で開催された。コレクターというだけのことで絵の専門家ではないが、作家からDM掲載文章を頼まれた。光栄なことである。

『男のロマンが匂い立つ』

「男のロマンが匂い立つような横田海の世界、やさしい作品が多い時代にあって稀有なことである。緻密な画面構成、重厚な色彩と激しい筆触、躊躇いのない線、しかも目に見えるものの再現ではなく色彩をもっての自己の内面表現。これはまさにゴッホの世界でもある。ゴッホが弟テオに宛てた手紙に「・どうすれば描けるようになるのか・たたいても駄目ならヤスリで切断するよりない・時間をかけて我慢強く・」とあるが、生き方も似ている。横田海作品が常に新鮮さをもって見る者を魅了するのは、老いてなお妥協を許すことなく渾身の力で画布に立ち向かっているからに違いない。円熟などとは無縁に見えるこの作家が私は好きである。男の純情という言葉がよく似合う。一見無頼に見えながら時に無垢な少年の如き生き方は、放浪の旅にあった山頭火を思わせる。若い頃現代画廊の洲之内徹に見いだされた作家の半具象作品は並ぶ者無きが如くであるが、新作はその時代を彷彿とさせる。(山下透) 

 

42号 NICHE ART STUDIO主催アートコンペティションで審査員

 アートNPO推進ネットワークの代表山下透及び常務理事御子柴大三がアートコンペティションの審査委員に選ばれた。このコンペティションは西村冨彌氏が主宰する美術学校『NICHE ART STUDIO』主催の国際公募展で、優れた作家の国際交流と発表の場を提供したいという構想のもとに計画されたものである。審査員は岸田夏子氏(画家・白樺美術館館長)、藤田邦統氏(画家・美術の学校校長)、ピロッタ・レナート氏(ドイツ文化会館・文化担当)及び山下透(コレクター・アートNPO推進ネット代表理事)、御子柴大三(同常務理事)であった。コレクターが公募展の審査員に選ばれるということは例がなく、たくさんの作品を見てきた鑑賞者としての鑑識眼が評価されたともいえ嬉しいことである。審査の結果、大賞に川合朋朗、優秀賞に沼田浩一、八木なぎさ、吉田幸世など5名、スカラシップ賞に牧野浩紀など7名が選ばれた。 

西村冨彌氏は東京芸大大学院卒業後、国内外での個展開催など活躍を続けるアーティストでもあり、作品は『子供の領分』など、幻想的で不思議な美しさを漂わせ、魅力的だ。 しかも西村氏は銀座にNICHE GALLERYを経営、ニューヨークでもアート事業を展開するなど多彩な顔の持ち主である。

 

43号 常務理事原田俊一氏、画廊アートフロンティア開設

 原田俊一氏が37年勤務した東京消防庁を退職、この10月日本橋新川に画廊を開設した。『アートNPO推進ネットワーク』の組織立ち上げから共に苦労してきた同志が長年の夢を実現したわけで、嬉しいことである。原田氏はいわば市民派コレクターの一人である。最初に絵を購入したのは、第一次絵画ブ-ムの 昭和47年頃のことで、収集歴は相当長い。消防士として半生を生きてきたが、炎との戦いとも言える仕事に行き詰まりを感じていた若い頃のある時、チャリティー展で院展作家高橋常雄の『菩薩思推像』と出会う。この作品こそコレクター人生の原点であるという。コレクションは日本画を中心に約250点、主たる作家は高橋常雄・小嶋悠司・河嶋淳司・森山知己・斎藤典彦・岡村桂三郎・マコトフジムラ・荻原季美子・小林健二・小作青史・吉仲太造・高内秀剛・宮沢 章・長倉翠子などである。 その後原田氏は単なるコレクターに満足することなく、美大の卒展などで発掘した若手作家の展覧会企画をもう15年も続けている 

平成15年、「アートNPO推進ネットワーク」はマコトフジムラ氏の「IAMの会」と『平和へのメッセージ展』を共催、130人の作家の協力によるチャリティーオークション収益金200万円以上を日本ユネスコ協会に寄贈したが、原田氏が実行委員長として、又、アートNPO事業の一つ“コレクターの見る視点展”も中心となって企画推進している。若手作家支援をテーマにした原田氏の画廊が大きく羽ばたくことを祈りたい。(山下透)

44号 コレクション展『ぼくらの上野憲男展』開催

 アートNPO推進ネットワークがシリーズで進めるコレクション展第5回展が、ギャラリーゴトウ後藤眞理子さんのご協力により11月7日から開催された。オープニングパーティーには美術評論家の金澤毅氏、作家の横田海氏、森本秀樹氏、彫刻家の深井隆氏など大勢の方が参加され、上野憲男氏からは「想像した以上の素晴らしい展覧会となり感謝します」とのご挨拶があった。 

以下はDM掲載作家紹介文(山下)・・

上野憲男展ポスター
『無限の宇宙に浮遊するかのような青の抽象に代表される上野憲男の世界。日常の混沌のなかで自らを見失い不安に生きる現代人を、夢と希望と平安の静謐な知的空間にいざなう。若い頃難波田龍起に認められた作家は、この夏、何必館京都現代美術館にて開催された個展で新たな注目を浴びた。作家のさらなる進展を祈念して、ここに12名のコレクターが結集した』 

ご参加いただいたコレクター(敬称略)は岩澤望、金子省三、後藤眞理子、高橋健司、中村文俊、野崎悦子、平井勝正、増田きよみ、松崎優美、御子柴大三、森本秀樹、山下透の12名。
DMデザイン制作の倉嶋正彦氏、ボランティア協力の相馬美穂さん・高橋千鶴子さんにも感謝。

写真
前列左より後藤眞理子さん、上野憲男氏、山下透、後列右から6人目金澤毅氏    

45号 第3回『コレクターの見る視点展』開催

 アートNPO推進ネットワークがシリーズで進める若手作家紹介展「コレクターの見る視点展」の第3回展が12月5日(月)から開催された。若手作家支援を主たる目的としたこの展覧会の企画担当は原田俊一理事、会場も原田氏の画廊ギャラリーdgの協力を得て開催。それぞれのコレクターが自分の眼で評価した作家を1名ずつ推薦するという形式の展覧会は美術業界でも例がなく、関心が高まりつつあり嬉しいことである。

  • 原田俊一  『荒川由貴』  「個性と感情を持った人間を独特な目の表現により」描く
  • 小倉敬一  『石居麻耶』夕焼けと街の風景、公園の樹影を点描風に描いた世界
  • 鈴木忠男  『長 雪江』「風景や動物や魚をテーマに版木表現した独特の世界」
  • 廣川和徳  『白濱園子』「オーラによって見る人を想像の世界に導く不思議な絵」
  • 御子柴大三 『安木洋平』「理想が、自然への愛が、ハーモニーが・・」ある絵
  • 山下透   『相澤 史』 身近な風景と空想の世界の動物たちの不思議な物語」

  


アートフロンティアでのオープニングパーティー風景

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