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アートNPO推進ネットワーク通信    

アートNPO通信 タイトル

16号 新潟絵屋大倉宏氏との共同企画推進の合意 

 もう1年以上前のことになるが、美楽舎の例会で新潟のNPO型画廊を主宰されておられる大倉宏さんのお話を聞く機会があった。これはアートNPOの常務理事でもある御子柴大三氏の企画によるものであったが、私は新潟絵屋という単なる商業主義ではないアート活動を続ける画廊と、知的な雰囲気と行動力を感じさせる大倉さんのお人柄に惹かれ、アートNPO推進ネットワークへのご参画をお願いし快くお引き受けいただいたのである。そして、我々の活動もどうやら軌道にのりつつあるので、いよいよ新潟と東京でのコラボレーション企画に取り組みたいと思い、御子柴さんと二人で新潟絵屋さんを訪問した次第である。

 大倉宏さんは美術評論家・元新潟市美術館学芸員でもあり、さまざまな活動を続けておられるが、「きまぐれ美術館」の州之内徹氏ともご親交があり、今回も佐藤哲三などを育てた画廊主田部直枝さんの追悼集会を主催されるとのことで、この集会にも参加させていただくことになった。そこには生活の日常性のなかに根づいている文化があり、それを垣間見ることができたいい旅でもあった。 

  

17号 第一回“コレクターの見る視点”展覧会開催される 

 2003年8月1日より、≪アートNPO推進ネットワーク≫主催によるコレクション展が自由が丘の≪もみの木画廊≫にて開催された。原田俊一氏の企画によるこの展覧会は、コレクターが自分の眼で選び抜いた若手作家を紹介しようというもので、玉川奥沢会副会長でもある大塚まりこさんのご協力により実現した。お手伝いいただいた画廊スタッフの所由香さん、大島緑さん、石黒隆子さんにも感謝。以下はアート情報を発信しつづける御子柴大三氏の≪僕の注目展≫での紹介文章である。

≪僕の注目展(29)―コレクターの見る視点≫(御子柴 大三)

男のコレクター6人が揃いも揃って女性アーチストを指名するとは、いったい如何なる 訳か―皆フェミニストでもあるまいし。世のなか平和なのである。女性の発言権が増し ているのである。眠っていた女性の感性が、今まさに「バクハツ」しようとしている。 原田俊一が呉亜沙を、山下透が渡邉早苗を、廣川和徳が柏田彩子を、小倉敬一が集治 千晶を、鈴木忠男が杉原民子を、まさに探究心旺盛なコレクター達が街中の画廊で探し てきた逸材達だ。私も金子佳代でこの目利きコレクター達の胸を借りる。我こそはもっ と眼がいいぞと思われる方必見。全国画廊主必見。―あなたは誰の眼を信じるか。

 

18号 市民派コレクターの眼が選んだ作家たち

19号 ソウル『リ・ウーファン回顧展』鑑賞と韓国アート事情

 10月2、3、4日と「李禹煥回顧展」鑑賞のためソウルに行って来た。今すぐということではないが、いずれアジアの国々とのネットワーク化も検討したいので参考までに情報提供します。参加者は美術評論家峯村敏明氏を中心に、シロタ画廊白田貞夫御夫妻、月刊ギャラリー編集長本多隆彦氏、なびすギャラリー真倉光子さん、鎌倉画廊中村路子さん、作家の藤岡冷子さんなどで、韓国美術界に詳しい峯村さんや白田さんのおかげで充実した旅となった。

 オープニングレセプシヨンには美術関係者や作家、愛好者達など大勢の招待客が参集、日本か らは神奈川県近代美術館館長の酒井忠康氏、美術評論家の中原祐介氏の姿も見え、盛大に行われた。作品展示はホアン美術館とロダン美術館の2ヶ所が使われたが、初期の石と鉄の立体から近年の照応Correspondenceに至る作品群が広々した空間で鑑賞することができた。李禹煥のこれだけの回顧展は韓国においてもはじめてのことである。しかし、日本においてアーティストとしての活躍がはじまった歴史や“もの派”の中心的存在であったことからすると、韓国より先に日本の国立美術館において回顧展があってもおかしくないと思うが、どうなっているのだろう。

 李禹煥さんを囲んでの昼食会が、私も長いお付き合いの珍画廊の柳珍さんの音頭で実現したが、 パリやドイツでの個展に使う石探しの苦労話や現代美術への思いなど伺いながら、韓国焼肉の味を楽しんだ。李さんは穏やかなお人柄である一方なかなかの理論家で、若い頃哲学を学んだその経歴通りアーティストである以上に哲学者を感じさせる。来年はイギリスでの展覧会が予定とのこと。

 韓国現代美術の第一人者である朴栖甫氏は李さんのいわば兄貴格の作家であるが、アトリエ訪 問や素晴らしい夜景の見えるご自宅で美味なワインをご馳走になりながら韓国現代美術の現状やここに至る歴史、トップアーティストとしての誇りや怨念など、他では聞くことができない興味深い話を伺うこととなった。LAでの発表予定の作品は、私が知っている黒やグレーなどモノトーンのものからカラフルなものに大きく変化しつつあり驚かされた。これらの作品は、“鉛筆による繰り返しの線引きという修身のごとき無心の作業に没頭するところから生まれる”という話も印象的であった。ソウル市立美術館館長河鍾甫氏との会食会も有意義であった。河さんは朴栖甫氏に次ぐ韓国現代美術の代表的作家で、日本においてもConjunctionなどの作品を発表しているが、実に温厚で人間的な深みを感じさせる。

韓国現代美術については、改めてそのエネルギーに驚かされた。宿泊したウェスティン朝鮮ホテルのロビーにはリチャード・セラ作品が何枚もさりげなく飾られ、現代美術が生活のなかに定着していることを感じさせる。作家も画廊もコレクターも現代美術への思い熱く、日本より一歩も二歩も先を行っているように見受けられた。なお、KIAF事務局長でもあるKeumsanギャラリーの黄達性氏にご案内いただいた画廊で目に止まった若手作家達は・・ParkHyunjoo、KimMyungsook、そして珍画廊のChaouhi・・などであった。 

*関連記事が月刊ギャラリー11月号に掲載

20号 平和へのメッセージ展と『クリスマス・イン・ピース』計画

 ≪アートNPO推進ネットワーク≫は常務理事原田俊一氏を中心にニューヨーク在住のアーティスト、マコトフジムラ氏の平和を考える芸術家団体「IAMの会」との共催によるイベントを計画して参りましたが、この11月末いよいよスタートします。これはアーティストとアートを愛するNPO団体とが連携、世界的に平和が脅かされるなかで、一人の人間として或いはアーティストとして何ができ、何を考えるべきなのかという問いかけのメッセージを発信しようというもので、①「平和へのメッセージ美術展」と②「クリスマスインピースコンサート」の二つの企画で構成されます。運営はマコトフジムラ氏を中心とした≪平和への願い実行委員会≫が行い、資生堂、日本キャンパスクルセードなどの協賛、日本ユネスコ協会、江戸開府400年推進協議会などの後援のもと開催されます。

≪アートNPO推進ネットワーク≫は主として「平和へのメッセージ展」を担当しますが、この展覧会は佐藤国際文化育英財団、特に学芸課長立島恵氏の全面協力により実現するものです。既に、趣旨に賛同された約130人のアーティストの方から日本画・洋画・版画作品などが寄せられています。

ご提供いただいた作品は佐藤美術館に展示されますが、入札方式のオークションにて皆様にご提供、その収益金はすべて日本ユネスコ協会に寄付することになっております。参加作家は土屋禮一、毛利武彦をはじめ、平沢重信、武田州左、山本直彰、川嶋淳司、岡村桂三郎、森山知己、山中現、諏訪敦、北田克己、福井浩太郎、間島秀徳、小滝雅道などの人気作家、或いは集治千晶、呉亜沙、田端麻子などの若手作家、それに海外から参加のマコトフジムラ、千住博、その他よく知られた作家たちです。入札は第三者立会いのもと公平に取り扱われますので、どなたでも安心して参加できます。

銀座教会では、マコトフジムラ、千住博と音楽家MAMORUによる美術と音楽のパフォーマンスが行われますので、大勢の方のご来場をお待ちしております。

★平和へのメッセージ展

第一会場:佐藤美術館

  • 2003年11月25日(火)~12月25日(木)
  • AM10:00~PM5:00
  • 日曜日・祝祭日休館、金曜日PM7:00まで

第二会場:銀座教会1階

  • 2003年12月2日(火)~12月7日(日)
  • AM10:30~PM7:30
  • 会期中無休、初日PM3:00~、最終日PM12:30~5:00

★ 記念イベント

「社会に向けて芸術家としての役割とは何か」

  • ディスカッション・フリートーク・・(パネリスト)藤井浩一朗、諏訪敦、福井浩太郎、池田泰子
  • 会場  佐藤美術館 5階会議室
  • 日時  2003年12月6日(土) PM2:00~PM3:30
  • *先着順50名程度

*なお、IAM東京の岡野啓子さんを中心に企画されたコンサートは、小坂忠などの人気ミュージシャンを招いて、12月23日所沢市民文化センターミューズにて開催されます

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