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アートNPO推進ネットワーク通信    2002,4

アートNPO通信 タイトル

11号 アートNPO推進ネットワーク役員体制 

アートNPO推進ネットワーク役員体制 (2003.1.1付) 

・・・2003年1月26日総会・理事会にて正式承認・決定となった ・・・

* 当面は任意団体とするが、NPO法人設立時を前提とした役員

*役員とは理事・監事を指し、準役員として相談役体制を敷く

役職
名前
主たる担当
職業勤務先
NPO関連職務他
会 長 調 整 中      
代表理事 山下 透 組織・広報・情報発信 イーケアサポート常務取締役 NPO事業サポートセンター理事
(事務局長兼務)   (あいおい損保部長) 壺中夢倶楽部主宰
常務理事 原田俊一 組織・作家ネットワーク 東京消防庁  
御子柴大三 アート企画・情報発信 小田急百貨店美術担当  
澤登丈夫 組織・広報・情報発信 日東化工常務取締役 美楽舎代表
廣川和徳 都市と地方文化交流 工務店らぶ廣川経営 日本民家リサイクル協会常務理事
藤本治聖 アートDB収益事業 NTT-ME部長  
伊藤厚美 広報&ネットワーク化 アスクエア神田ギャラリー代表 ASの会専務理事
  中谷孝司 音楽&美術コラボレート 国立楽器代表取締役 国立・楽器技術研究会委員長
立島 恵 美術館ネットワーク化 佐藤美術館主任学芸員 佐藤国際文化育英財団選考委員
        東山魁夷記念日経日本画大賞常任推薦委員
高比良正司 行政助成金事業企画 NPO推進ネット代表 NPO事業サポートセンタ常務理事
理事 綿貫不二夫 広報&ネットワーク化 版画掌誌編集者  
北條和子 現代日本画国際交流 社福法人鎌倉清和会理事  
大塚まりこ 地域ネットワーク化 大塚産業代表 玉川奥沢会副会長・宮本三郎美術館支援
中谷孝司 美術と音楽コラボレート 国立楽器代表取締役  
鴻田益孝 福祉アート企画 ニューライフ21開発機構理事長 社福法人為宝会理事評議員等
監事 相澤吉勝 会計指導&監査 元野村総合研究所監査役  
相談役 マコトフジムラ アーティスト国際交流 ホワイトハウス文化担当顧問 ニューヨーク・アイアムの会代表
土倉有三 広報&ネットワーク化 ギャルリー東京ユマニテ代表  
椿原弘也 広報&ネットワーク化 ギャラリー椿代表  
池田一朗 広報&ネットワーク化 ギャラリー池田美術代表  
戸村正巳 広報&ネットワーク化 戸村美術代表  
大倉宏 広報&ネットワーク化 新潟絵屋企画運営委員  
和久井良一 行政コラボレーション さわやか福祉財団渉外代表 NPO事業サポートセンター常務理事
本多隆彦 広報&出版企画 ギャラリーステーション代表 月刊ギャラリー編集長
事務局 相馬美穂 事務統括・会員管理・会計    
白石好恵 会報・DM制作    
  小林まどか 会報・DM制作    
  虻川さゆり 会報・DM制作    
伊藤和子 WEBサイト運営管理    
  宮口亜希子 広報・情報発信    
  鴻田邦孝 稲垣美麻 渡邊浩恵 石橋朋子   企画事務  

 

12号 第一回理事会・総会にて役員体制・規約など論議・承認 

2003年1月26日、≪アートNPO推進ネットワーク≫の第1回理事会・総会が開催され、基本構想、役員体制 規約などの議題について論議、承認となった。≪アートNPO推進ネットワーク≫はNPO事業サポートセンター、(社)長寿社会文化協会などの理事でもある山下透氏が、2001年春に提唱した“アート”と“NPO”をキーワードにした芸術文化支援の市民運動構想であるが、趣旨に賛同するコレクターや美術業界関係者、NPO支援団体、企業関係者などが発起人となって、2002年4月に任意団体として発足した。ただ組織作りより活動優先という方針のもと、画廊とのコラボレーションによるコレクション展の開催などを推進した結果、一定の評価が得られたので組織の正式発足ということになり理事会・総会開催となったものである。代表理事、常務理事など承認された役員体制については11号に掲載。

1活動経過報告

①画廊とのコラボレーション展覧会

主催『ぼくらのコレクション展』

・・・(企画実行)御子柴大三・山下透

・5月「ぼくらの森本秀樹展」(協力)Ksギャラリー

・10月「ぼくらの横田海展」(協力)ギャラリーしらみず美術

『牛波アートの全貌コレクション展』

  ・・・(企画実行)藤本治聖、(協力)すどう美術館

*資金面を含め企画実行は全て藤本氏が統括、アートNPOは実質後援程度の関わり。

後援『飛翔5展』及び『遊4展』

  ・・・(企画実行)原田俊一、(協力)もみの木画廊

②ホームページ制作

アートNPO活動の柱の一つは“コレクターによるアート情報の発信”にあり、ホームページは必須であるが制作運用資金がないため、≪壺中夢倶楽部サイト≫に特設ページの制作と運用を依頼、僅かな資金での簡易型ホームページ利用が可能となった

③会費収入など財政面

会費収入は役員の一部から入金があった程度の資金状況にあり、山下代表理事の寄付金10万円によりホームページ制作・運用、パンフレット制作などの初期費用を賄いつつ運営中。

コレクション展は独立採算方式での運営を基本方針とし、結果的に森本秀樹展及び横田海展は僅かだが黒字となり、この残金はアートNPOへの雑収入として入金処理。

作家森本秀樹氏から作品2点の寄贈があり、その取扱いは今後常務理事会にて論議の予定。

2今後の基本方針

2003年1月~12月を第1初年度とし、前年入金会費もこの中に繰り入れることとする。

議決権ある役員は理事・監事とし、業務遂行のため常務理事を専任、常務理事会を置く。

理事・相談役などの役員は、率先して会員獲得・寄付・協賛金など財政活動に努める。

13号 アートNPOと『ぼくらの○○○展』(御子柴大三)

 昨年、山下透さんと私が企画の中心となり銀座の画廊にて「ぼくらの~展」をふたつ開催したことが、美術界に幾ばくかの波紋を投じましたことは企画側として望外の喜びでありました。そしてこのような方法が今後の日本の将来あるアーチストへのスポットのあて方として定着することを願うものです。もとよりこの企画をNPOとの関連なしで開催することも出来たことでありますが、それがひとつの社会的ムーブメントまで高まればという強い思いがNPOとの連携だと判断し、アートNPO主催とした経緯であります。しかしこのことによって1,2の疑問を生じさせているとすれば、それは企画者側の本意ではなく、改めてその目指すところを述べさせていただきたく思います。

(1) なぜ複数のコレクターにてひとりのアーチストを採り上げたか?

 作家を選定するのに「公平さ」ということはアートの世界ではありえないことだと思っています。(しかしこのことも遂次アーチストを採り上げる予定なので数のうえでは、自然と公平さへと導くこととなる)むしろ「公平さ」という基準でいうならば選定作家を一人で選ばなかったことにあります。森本秀樹展にしろ横田海展にしろ、それぞれ15名を超える、思いを一にするコレクターが参加して、その作家の今日までの仕事を世に問い、皆で作家のこれからを励ましたのである。ひとりのコレクターによるコレクション展も意義なしとしないが、どうじても単なる自己満足・自己顕示欲と見られかねないきらいがある。この「複数にて選定する」ことにNPOとしての意義があることだと思っている。 

(2)なぜ日本一画廊のある銀座の画廊で開催したか? 

 森本展にしろ横田展にしろ「ぼくらの~展」とソフトな名を冠しているが、これはむしろ第一に美術館の学 芸員に対するコレクターからの厳しい批評を込めての開催である。村井正誠画伯は確か90歳前後で全国巡回 展という遅さ、松田正平先生も90歳になろうとしているのに故郷の県立美術館以外でまだ開かれていない有るのだろうか。いつまでも入りを意識しての印象派展や難解 かつ書生紛いのいわゆる「現代美術」をくり返していればこの国の美術は停滞をもたらすだろう。次代の日 本の美術を背負うアーチストは数多くいる。そういうアーチストをいち早く見出して世に知らしむことこそ キュレーターの役目というものだろう。しかしそれがそうならないのは、恐らく入場者数、予算との兼ね合 いだと察するが、ならば街の画廊は展示そのものの場所であるからもっともっと身軽に開催しやすいという ものである。第二にアーチストの生活は自分の作品が多くの人に観られ、かつ購入されて成り立つものと考 える。それが最も相応しい場所としては今も昔も画廊以外に想像もつかない。地方公民館や僻地での開催は 本当に皆が見に来てくれるのだろうか。そしてそれが本来的にアーチストの経済的支援となるのだろうか。 疑問の余地が残るところだ。第三に、したがってアートNPOは販売が主目的ではないのでそれには携らな いが、採り上げられたアーチストが多くの人に観られ、その作品が購入されていくことを願うことは当然の ことである。森本も横田も画家としての志も人柄も誠実でありアートNPOが推奨するにたる画家と判断す る。かかる画家を世に知らしむことで、アートを投資目的のみで購入するこの国の風土から決別したい。

最後に、このようなことはひとりからでも始められようが、世には同じ思いの人たちがいるものである。このようないわば同志達との連帯を通じて、その理念と経験とアドバイスを参考にしながら、己も日本美術の 発展にささやかながら寄与していきたく思います。それが、私がアートNPOに参画している所以である

14号 高齢者施設との共同企画コレクション展開催

 アートNPOは、ごく普通の人々にもっと文化芸術に触れる機会を提供したいという趣旨の市民運動を展開しているが、2月から約1ヶ月、ニューライフ21開発機構理事長でもある鴻田益孝理事の企画により高齢者のためのコレクション展が実現した。展覧会は安心ライフ(株)大村弘道社長とのコラボレーションの形で大田区山王に新設となった高齢者施設「シャトーフレール山王」にて開催されたが、カタログも作家の小林まどかさんデザイン、制作費は大村社長ご援助により立派なものができあがった。作品出品も市民コレクター及び美術業界関係者が個人で参画するなど、今後のコレクターと美術関係者のコラボレーション型市民運動の一つのモデルケースとなったという意味でも成果があった。展示作品は多様な内容であったが、訪れる各層の人々や高齢者に好評であったと聞いており、嬉しい限りである。

出品者・・山下透、原田俊一、御子柴大三、澤登丈夫、廣川和徳、藤本治聖 伊藤厚美、北條和子、椿原弘也、鴻田益孝、楢崎卓茂、*山本勝彦(特別参加)

なお、山下透氏、山本勝彦氏から施設への作品寄贈の申し出あり、展覧会終了後の適当な時期を検討中。

  

15号 特別会員マコトフジムラ氏、米ホワイトハウスの文化担当顧問に任命される

 アートNPO推進ネットワークの特別会員であるマコトフジムラ氏がホワイトハウスの文化担当顧問に任命された。本年12月には、アートNPOと彼の主催する“アイアムの会”との共催によるイベント“クリスマス・イン・ピース”が計画中でもあり、嬉しいニュースである。以下はアーティストとしてのマコトフジムラを評価、展覧会企画を仕掛けてきた佐藤美術館学芸課長立島恵氏の照会文である。

「2月4日、ホワイト・ハウスはニューヨーク在住アーティスト、マコトフジムラを文化担当顧問に任命したと発表。同職は6年間にわたる任期で、過去にジョン・スタインベック、リチャード・ディーベンコーン、レオナルド・バーンスタインなど、アメリカの文化を代表する芸術家達が選ばれている。上院議員会の承認を経て、正式の任命となるが、マコトフジムラのニューヨークにおける実績、そして同時テロ事件の影響を受けた作家たちを励ますコラボレーション等がホワイト・ハウスに認められ、ブッシュ大統領より直々に任命されるに至った。

マコトフジムラ。1960年、ボストン生まれ。バックネル大学卒業後、文部省留学生として東京芸術大学日本画科で学ぶ。1989年、稗田一穂、加山又造研究室を主席で卒業。修了制作「二子多摩川園」は買い上げとなる。その後ニューヨークを拠点に多岐に渡り活躍中。香港のCNN/Time Warnerビル、東京現代美術館、セント・ルイス美術館などに代表作品が納められている。今年5月には、ニューヨークのクリスティン・フレデリックソンギャラリー、12月には日本橋高島屋で個展が予定されている。」


2002年松屋での個展会場にて・・・左から山下透、マコトフジムラ氏、原田俊一

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